ここは、親知らずについてあまり知らない人もいると思うので、
ごくごく基本的なことを書いていきます。
まあ、他の歯科のサイトや、「親知らずWiki」で検索すればどこにでも書いてあるような内容なんですがね。
親知らずとは何っすか?
どこのサイトにも書いてそうなコトですがね。
親知らずとは、前歯を1番目とすると、8番目に生えてくる歯のこと。
他にも第三大臼歯と言ったり、智歯と言ったりもする。
昔の人(と言っても縄文時代とか)は殆どの人が親知らずは生えていた。大体8割以上。
ただ、今と比べると食べ物は固いものが中心で、咀嚼によって顎の骨が発達していたので、
親知らずの生えるスペースが十分に確保できており、7番目の歯と同様、すぐ後ろに綺麗に生えていたもんです。
だけど最近の食生活は、調理器具がなんでも揃っており、煮たり焼いたり揚げたり何でも出来る時代。
調理の技術発達に伴い、昔に比べると柔らかいものが簡単に作れるようになった。
この弊害として咀嚼回数が減ってしまい、顎の骨が昔の人に比べて未発達な人が多い。
結果7番目の奥に親知らずが生えるスペースが十分になく、変な生え方することが多くなった。
親知らずが元々ない人もいる?
また、この進化の過程で、親知らず自体が存在しない人が増えてきた。
現在では、親知らずが全くない人が約30%いるらしい。
1~3本だけ存在する人が35%、
4本とも存在する人が35%くらいらしいです。
(σ(・・)は4本ともある人。 ない人が羨ましす。。)
親知らずはいつごろ生えてくる?
実際に親知らずが歯茎から出てくるのは、20代最初~20代後半にかけてが平均的になる。
遅い人でも30歳くらいには、親知らずはほぼ成長しきった状態になると思う。
30、40代で初めて生える人も稀にいる。
第二大臼歯(親知らずの一つ前の歯で、正面から7番目)が完全に生えきる、おおよそ15歳くらいから、親知らずが歯槽骨内にて作り始めます。
最初は歯の頭の部分だけが歯茎の中にあるので、レントゲン等取らないと分からない。
また、30、40歳になっても、歯茎から全く顔を出さない人もいる。
これもレントゲン取ると分かります。撮るまで気づかなかった人も多いくらい。
歯茎内に埋まったままの人や、元から親知らずがない人もいる。
親知らず、名前の由来
親知らずとは、別名智歯と言ったり、
英語では「wisdom tooth」と言ったりもする。
なんで親知らずなんて名前がついたのか?
これは、親知らずが生えてくる年齢が20歳を超えてからであることが多く、
多くの人は親元を離れている時期でもあるので、生えてきた歯が、本人の親の顔を知らない。
なんて意味だそうな。
また年齢的に、物事をちゃんと考えられる点から、智歯とも呼ばれている。
ホントかなぁw
まあ、そんなもんですね。
ちなみに漢字で書くと「親不知」と書く。漢文みたいですな。
次は親知らずの生え方と、抜歯するとなった場合の難易度を簡単に紹介するよ。
貴方の生えている親知らずがどういうパターンか見分けてみよう。