これは、病院によります。
基本的に有名な総合病院・大学病院は患者も大変多く、
紹介状を持っている人でないと診てもらえない傾向にある。
逆に、そこまで有名ではない病院の場合だと診てもらえるかも知れない。
後者の場合でも基本的には紹介状持参の方が優先されます。
そこまで有名ではない病院と言えど、患者数はそれなりに多く、
通常の歯科医で治療可能なものまで全て受け持っていたら、本当に難しい治療が必要な患者に対して、時間が取れなくなってしまう。
なので、やはり基本は紹介が優先。
紹介状なしの場合、他の紹介患者や予約者の治療と治療の合間に診てもらえる。
と言った具合になります。
何分待たされるかは分かりません。
1時間、2時間も待つ場合もあります。でもそれは仕方ないですよ。
紹介の利点
上記の通り、総合病院は再診時の予約、紹介患者を優先にしているので、
決められた時間に受付に行けばそこまで待たずして診てもらえる場合が多いです。
一般の歯科で、口内の状況は診てもらっているので、紹介状には診断状況も一緒に入っていると思います。
レントゲン撮影を既に取っているならば、総合病院で再度撮影する必要はないとか…
紹介先の病院にも、状況は伝わっているので、
あまり状況を説明しなくても、割とスムーズに話が進みます。
また、紹介元である行きつけの担当医は、過去に何度も紹介状を出していて、紹介先の医師を把握しています。
特に難抜歯の場合でも、それを得意とする医師がいるなら、指名付きの紹介状を出してくれたりもする。
初診料が結構違う? 選定療養費とは?(2016年4月辺りから)
紹介状なしで総合病院や大学病院を受診すると、
初診料とは別に追加料金を請求される病院が割とあります。
現状金額は病院によってまちまちで、安ければ数百円程度、
高いところだと5,000円を超える病院もあるようだ。これは選定療養費と言われるらしい。
これもやはりと言うか、有名な病院ほど高い傾向にある。
参考までに、東大医学部付属病院では選定療養費が8,100円。
京大医学部付属病院では5,250円
阪大医学部付属病院では5,400円
理由をあまり公言はしてないようですが、
きっと重病でもないのに、誰彼かまわず総合病院に来るのを抑えるためだろう。
軽い病気でも大学病院、総合病院に来られてしまうと、医師の負担は増えるし、混雑もするので、
本当に重病患者がマトモに治療を受けられなくなる。ということが懸念される。
2016年4月辺り、厚生労働省でこの件について本格的に動き始めているようだ。
まだ調整段階だが、近い将来、選定療養費が義務化する可能性もあるかも?